俺「異世界来たァ! 処女奴隷ハーレム作り放題だぜえええ!」
俺「異世界来たァ! 処女奴隷ハーレム作り放題だぜえええ!」
元スレ
1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:08:34.945 ID:KjsvzQHk0.net
俺「異世界に来てから早一か月、か」
俺「大体街の仕組みは覚えたし、技術水準も確認した」
俺「神様からもらった【ステータス】と【聖剣】の奇跡で生活も安定してきたし、そろそろ処女奴隷一号でも買い漁るとするか!」
俺「来た来た、奴隷市場…」
俺「ヒヒ、あっちこっちに裸の女がいやがるぜ」
96 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:25:25.450 ID:KjsvzQHk0.net
―天魔の塔・再奥地―
紅緋竜「ギャオオオオ!」
翡翠竜「ガァアアアアア!」
蒼碧竜「グオオオオオオオ!」
長髪の男「アァ、つまんねぇ、なぁ」
ザンッ、ドサァ!
紅緋竜「ギオッ!?」
長髪「おっ、綺麗に腕が落ちたか」
長髪「デカくて頑丈ってだけで、トロ臭いし、魔物の中じゃマシってだけで頭も悪い」
長髪「人間と違って、信念や意地って奴も持ち合わせてねぇ。もう慣れちまったし、暇潰しにもならないか」
長髪「違うんだよなあ、俺の求めた闘いって奴はよお」ハァ
蒼碧竜「オ、オオ……」ブルッ
長髪「どうした? 竜って奴は、世界最強の種族なんだろ? もっとどっしり構えようぜ、興醒めだ」
9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:12:35.874 ID:KjsvzQHk0.net
女の子「…………」
俺「こ、この子は……」
奴隷商人「へへへ……下取りで、得意先様から押し付けられちゃった娘で」
奴隷商人「ほら、左目の周りとか凄いでしょ? 脱いだらもっと酷いですよ」
俺「どうするんですか……?」
奴隷商人「まあ……ここまで酷いと、何もしなくても来週には死ぬでしょうね」
俺「…………」
46 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 19:18:13.352 ID:3MfjkTYxd.net
145 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/26(日) 03:14:06.017 ID:XnM0sgCu0.net
117 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 23:19:16.834 ID:P03GBrBG0.net
92 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:19:09.849 ID:KjsvzQHk0.net
女の子「俺さん、大丈夫ですか?」オロオロ
俺「……ああ、手当してもらったおかげで随分よくなったよ」
俺「今日、明日はこのまま寝させてもらうけどな」
俺「悪いな、ゴロツキがいたから根性直してやろうと思ったら、このザマだよ」ハッ
女の子「……危険なことは、しないでくださいね。俺さんがいなくなったら私、どうすればいいのか……」グスッ
槍使い「…………」
俺「いたのか、お前」
槍使い「少し、俺さんと二人で話したいことがある。席を外してくれ」
女の子「え……? わ、わかりました」ペコッ
103 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:44:15.924 ID:KjsvzQHk0.net
騎乗兵B「ぐああああああっ!」ドサッ
俺「さあ、次はどいつだ! 同時か!」
長髪「なんだ……こンなもんかよ」ヒョイ
俺「なんだアイツ、馬を降りて……」
キィイイイン!
俺「ぐ、お、重い……!? 嘘だろ、聖剣のステータス補正があるんだぞ!?」
長髪「ま、期待し過ぎただけで上玉か」
94 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:19:46.107 ID:KjsvzQHk0.net
俺「……無茶なこと言っちまったな、忘れてくれ」
槍使い「…………で、できる」
俺「!」
槍使い「できるって言ったんだ! やってやるさ! 俺のことを見縊ってくれるな!」グッ
俺「……」
槍使い「……」フーフーッ
俺「そっか、ありがとうな」ニコッ
槍使い「あ、ああ! 礼には及ばんともさ!」
2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:09:04.346 ID:KjsvzQHk0.net
俺(俺の【ステータス】の奇跡は、設定を弄れば、相手の好きな詳細を見れる)
俺(性格から才能、病気から性体験までなんでも暴ける)
俺「ハハハハ! もっと金ができたら奴隷トレーダーで儲けるのも悪くないかもしれないな! 株みたいに!」
俺「……今の持ち金は八十万ゴールド、綺麗どころの性奴隷は簡単に二百万ゴールドくらいに乗っちまうからな」
俺「なんとか安くて優良な奴を当てておきたい。最悪多少ブスでもいいか、また売ればいいだけだし」
69 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:11:45.265 ID:KjsvzQHk0.net
俺「それに、実は遠方の貴族の長男だというじゃないか」
俺「今は家との連絡は断って冒険者として生きているようだが、いずれ元の鞘に戻るかもしれない」
女の子「わ、私は、俺さんが……」
俺「食事くらい一緒に行ってやれ。それとも、槍使いは嫌いか?」
女の子「そうじゃ、ないけれど……」
69 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:11:45.265 ID:KjsvzQHk0.net
俺「それに、実は遠方の貴族の長男だというじゃないか」
俺「今は家との連絡は断って冒険者として生きているようだが、いずれ元の鞘に戻るかもしれない」
女の子「わ、私は、俺さんが……」
俺「食事くらい一緒に行ってやれ。それとも、槍使いは嫌いか?」
女の子「そうじゃ、ないけれど……」
98 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:30:11.599 ID:3MfjkTYxd.net
57 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 19:58:09.595 ID:KjsvzQHk0.net
―一週間後―
女の子「俺さん……」ヒョコッ
俺(顔色、よくなってる……)
◆◆
種族:ヒューマン
年齢:15
性格:健気、気弱
病気:なし
経験:2031人
特筆:将来の夢は俺さんのお嫁さん
◆◆
俺「よ、よかった……病気がなくなってる」ヘタッ
俺「う、うう〜」ヘタッ
女の子「お、俺さん!? 泣かないで!」オロオロ
俺「だ、だって……!」
デブ「…………」
31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:31:17.037 ID:KjsvzQHk0.net
俺「白魔導士を、探してるんだ……それも、最低でもB級以上の」
俺「もう時間がなくて、遠出して会いに行く猶予はないんだ」
俺「頼む、噂でもいい、何か知っていることがあったら……!」
剣士「知るかよそんなの! この都市に、そう都合よくB級の凄腕白魔導士がいるわけないだろバカかよ」
俺「……そう、ですよね」
槍使い「……貧民街に、仙人と呼ばれている白魔導士の男がいるらしい」
剣士「おい、お前……!」
槍使い「キナ臭い話だがな、行くなら気を付けろ」
俺「ありがとう、ございます。行ってみます」ペコッ
67 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:11:13.136 ID:KjsvzQHk0.net
女侯爵の部下「……フ、フフ、ようやく見つけたぞ……」
女侯爵の部下「これで私の首も繋がる」
女侯爵の部下「しかし……まさか、【聖剣】持ちの護衛付きとはな」チッ
女侯爵の部下「使える部下を集めて、折を見て囲んでしまうか」
女侯爵の部下「……女侯爵様の領地から外れては、下手に兵やら暗殺やらは使えなくなる」
女侯爵の部下「気取られる前に、【聖剣】持ちを殺し、あの女を女侯爵様に引き渡さねば!」
55 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 19:54:22.782 ID:KjsvzQHk0.net
奴隷商人「アンタの腕を見込んでも、妥当な値段だと思うがね」ハァ
デブ「な、何日拘束されるかわからないんだぞ! この私の時間を取るということの意味の重さがわかっておらんな!」
俺「……う」
奴隷商人「高名な白魔導士様が、随分と汚い商売やってるもんだね。洗えば他にもボロが出るんじゃないのかい?」ギロッ
デブ「ぐ……き、貴様!」
奴隷商人「受けてもらえるね」
デブ「……こ、このアマ……」
61 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:06:40.084 ID:SEHb84nR0.net
13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:16:05.728 ID:D4qBW7z60.net
112 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 22:38:33.548 ID:aB1btDqP0.net
78 :以下、?ちゃんねるbゥらVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:25:33.102 ID:KjsvzQHk0.net
俺「…………」ハァハァ
女侯爵の部下「なんだと……? 精鋭兵十人が、敗れたのか……?」
女侯爵の部下「私は、夢でも見ているのか……?」
俺(さすがに、体力が続かない……血もかなり流した)ゼェゼエ
俺「どうする? お前はやらないのか?」
女侯爵の部下「う、うぐ……や、やってやる! 貴様も既に死にかけじゃないか! やってやるぞおっ!」シャキン
俺「…………」ギロッ
女侯爵の部下「うっ、うわあああああっ!」ダッ
俺(いった、か……)
俺(……随分、きな臭いことになってきたな)
119 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 23:32:51.568 ID:KjsvzQHk0.net
俺「掠り傷だが……ようやく当たった……」ゼェゼェ
長髪(こいつ、戦いの中で、急成長してやがる……)
俺「勝負はここから……」
長髪「いい、いいねェ……60点をくれてやる」ニィィィ
俺「っ!」ゾクッ
長髪「これでようやく、俺も本気で戦える」
俺「……は?」
長髪「ここからは一切手ェ抜かねぇから、すぐ死ぬんじゃねえぞ」
72 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:16:53.028 ID:WXVgb0Y+0.net
60 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:01:42.692 ID:KjsvzQHk0.net
俺「確かに最初は、適当に女を買いたくて奴隷市場をうろついてたんです」
俺「俺は本当にロクデナシで、何も考えてなくて、たまたま力を手にしても誰にも必要とされない奴で……」
デブ「…………」
俺「でもあの時、この子を純粋に、一人の人間として助けてあげたいって、思えたんです」
俺「こんなに人のために頑張ったのは、正直これが初めてです。救われたのは、俺の方だったかもしれません」
デブ「……そうか」
デブ「これからどうするんだ? やはり、あの子と結婚するつもり……」
俺「いやいや、まさか」
デブ「む?」
51 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 19:50:50.084 ID:KjsvzQHk0.net
俺「お、お前は、あのときの……」
奴隷商人「随分ヘンな奴があちこち奔走してるって、噂になっててね」
奴隷商人「そういやお釣りを忘れたマヌケな人がいたなって、思い出したのさ」ドサッ
俺「!」
奴隷商人「七十五万ゴールドだ」
俺「な、なんで……!」
奴隷商人「ぼったくったって言われちゃ、看板に傷がつくのさ。アタシの店は、信用が売りなんでね」
俺「ど、奴隷商人さん!」ジワア
91 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:13:17.757 ID:yd8bR9AQ0.net
130 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/26(日) 00:25:58.534 ID:hUCdDRc70.net
22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:24:12.793 ID:G5xudJXJ0.net
\
::::: \ >>1の両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\::::: \
\::::: _ヽ __ _ 外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
// /< __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
|| | < __)_ゝJ_)_> こんなスレ・・・たてちゃったのかな?」
\ ||.| < ___)_(_)_ >
\| | <____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
ヾヽニニ/ー–‘/ 震える彼の掌を濡らした。
|_|_t_|_♀__|
9 ∂ 「その答えを見つけるのは、お前自身だ。」
6 ∂
(9_∂ >>1は声をあげて泣いた。
32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:33:17.812 ID:KjsvzQHk0.net
―翌日―
女の子「ごほ、ごほ」
俺「わ、悪い、連れ回して……。背負おうか?」
「見ろよ、あいつ、病持ち連れてるぜ」
「あの目、魔毒の症状じゃないか? よく触れるわ……」
「あんな汚物、表に出すなよなぁ、非常識だなあ」
女の子「…………」
俺「うるせぇぞテメエらぁ! お前達に、この子の何がわかる!」
女の子「!」
「おいおいあいつ、目に涙浮かんでんぞ」
「ビビってんじゃねぇか。無理するなよ雌犬の飼い主さん」
8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:11:37.482 ID:KjsvzQHk0.net
俺(……処女、いないなあ。テンション下がるわ)ハァ
俺(俺の処女性奴隷ハーレムの夢が)
奴隷商人「どの子もお気に召しませんでしたか……ムム。ではまた、御機会があれば」
俺「その奥の子、まだよく見てなかったな。そいつはいくらだ?」
根暗そうな女の子「……」
奴隷商人「あ、旦那、それはその……」
◆◆
種族:ヒューマン
年齢:15
性格:心神喪失状態
病気:コボルト腫瘍、マンドラゴラ病、ゴブリン疣、魔毒、膣ゴレーム症、ゼウス風邪、スライム赤痢
経験:2031人
特筆:将来の夢は優しいお嫁さん
市場価値:20ゴールド
◆◆
俺「」
114 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 23:01:53.564 ID:LtsLK+EJ0.net
83 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:50:13.335 ID:5Azjd4Vhd.net
99 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:39:42.569 ID:KjsvzQHk0.net
槍使い「よし、このままとっとと別領地まで逃げるぞ!」
俺「お前……思い切りがいいな。この短期間でよく、こんな一級品の馬車まで……」
女の子「ど、どうして、こんな……」オドオド
俺(恐らく、彼女にとって貴族関係はトラウマだ。言わない方がいい)
俺(ここで槍使いの親の領有地まで逃げられれば、何も問題はない……!)グッ
37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:47:17.483 ID:KjsvzQHk0.net
浮浪者「叩き殺せ、毒女の血は浴びるなよ。穢れるぞ」
孤児A「……」バッ
女の子「きゃぁぁぁっ!」
俺「ぐっ!」バッ
グサッ
孤児A「……」ニイ
女の子「お、俺さん!」オドオド
俺「だ、大丈夫だ、浅い……。はは、初めて名前呼んでくれたな」ヨロッ
45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 19:00:55.105 ID:SEHb84nR0.net
111 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 22:28:56.524 ID:KjsvzQHk0.net
俺「な、何のつもりだ!」
長髪「これでよそ見しなくていいだろ?」ククク
長髪「シンプルでいいじゃねェか。お前が俺を殺れれば、馬車は無事だ」
長髪「だが、俺が勝てば、あの馬車の奴は追いついて全員殺してやる」
長髪「もっと本気を出せよ。久々に楽しめそうなンだわ、お前」ニイイイ
俺(こいつ……狂ってやがる)ゾオオ
89 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:11:39.895 ID:JJgcZBVQ0.net
27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:28:49.020 ID:KjsvzQHk0.net
俺「な、なぁ、アンタ、以前はその、悪かった」バッ
剣士「うわ、こっち来たwww笑うわwww」
剣士「アンタじゃなくて、剣士さんだが?」
槍使い「おい、止めとけ、こいつ短気でクズだって……」
俺「す、すまない、剣士さん、その、訊きたいことがあるんだ」バッ
剣士「wwww」
槍使い「…………」
105 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:49:08.525 ID:KjsvzQHk0.net
121 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 23:37:27.310 ID:KjsvzQHk0.net
俺「あああああああああっ!!」
キンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!
長髪(この感覚だ……)
長髪(アア、ずっと忘れていた)
長髪(ひ弱な雑魚共への一方的な狩りじゃあねぇ)
長髪(魔物みたいな抜け殻相手じゃねェ)
長髪(信念と意地の伴った相手との、ホンモノの命の奪い合い)ニィィィ
82 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:38:25.939 ID:JJgcZBVQ0.net
100 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:40:06.676 ID:KjsvzQHk0.net
御者「あ、あの、後ろから付けて来る野盗団が……!」
槍使い「馬鹿な奴だ。ここには俺さんもいるっていうのに」スッ
俺「……いや、野盗じゃない」
槍使い「えっ」
女侯爵の部下「フ、フフ……借りを返させてもらうぞ俺ェ……」
俺「やはり、奴か……!」
俺(来るなら、領地境で僻地のここしかないと思っていた……)グッ
28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:29:12.375 ID:aB1btDqP0.net
97 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:27:57.103 ID:KjsvzQHk0.net
―ある酒場―
長髪「……またテメェか、辛気臭い面見せんなよ」
女侯爵の部下「……たまには仕事をしたらどうか、筆頭騎士様」
長髪「つまんねぇんだよ。頼まれたから名前貸してやってるだけ感謝してくれや」
長髪「俺は名声も金もいらねンだわ」
女侯爵の部下「……竜種を屠れるS級冒険者を一人、殺してほしい」
長髪「……」ニマァ
長髪「いいねェ……そういうのを、待ってたんだよ」
19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:22:09.961 ID:KjsvzQHk0.net
女の子「ごめんなさい! ごめんなさい! 生まれてきてごめんなさい!」ガクガク
俺「お、落ち着け! 安心しろ! 俺は絶対に酷いことなんてしないから! な?」ギュッ
女の子「ごめんなさい、ごめんなさい……」ガクガク
俺「ここにはお前に酷いことする奴は一人もいない! 俺がそんなことさせない! だから大丈夫だ!」
女の子「……うう、うう……」
俺(よ、よし、落ち着いてきたか……)ナデナデ
俺「…………」
奴隷商人『まあ……ここまで酷いと、何もしなくても来週には死ぬでしょうね』
俺(お、俺が……俺が、どうにかしてあげないと)
131 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/26(日) 00:34:38.473 ID:5pr3czNv0.net
36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:46:53.006 ID:KjsvzQHk0.net
浮浪者「どうしたか?」
俺「か、帰らせてもらう! この子には時間がないんだよ!」
浮浪者「はぁ……お前ら、出番だ」
孤児A「…………」ザッ
孤児B「…………」ザッ
孤児C「…………」ザッ
女の子「……!」ギュッ
俺「……なんの、つもりだ?」
浮浪者「ゼニ持ってる、わざわざ病気の治療のために暢気にこんなとこ入り込むお貴族様にはわからんか?」
浮浪者「噂でカモ呼び込んで、身ぐるみはがすんだよ。こんなふうにな」ギロッ
浮浪者「お前ら仕事や、どっちも殴り殺せ。女も犯すんじゃないぞ、あれは汚物の塊だ」
70 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:16:25.213 ID:KjsvzQHk0.net
俺「最近はどうだ?」
槍使い「あ、ああ、実はその、贈り物をしたいんだが……好きなものか何か、わからないだろうか?」
俺「そういえば、装飾品屋をよく羨ましそうに見ているな……」
俺「あいつは緑色が好きなんだ。上手く見繕ってやれ」
槍使い「か、感謝する、お義父さん!」バッ
俺「誰がお義父さんだ誰が!」
3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:09:08.164 ID:n/e/HlQ50.net
\
::::: \ >>1の両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\::::: \
\::::: _ヽ __ _ 外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
// /< __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
|| | < __)_ゝJ_)_> こんなスレ・・・たてちゃったのかな?」
\ ||.| < ___)_(_)_ >
\| | <____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
ヾヽニニ/ー–‘/ 震える彼の掌を濡らした。
|_|_t_|_♀__|
9 ∂ 「その答えを見つけるのは、お前自身だ。」
6 ∂
(9_∂ >>1は声をあげて泣いた。
42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:52:23.623 ID:KjsvzQHk0.net
俺「お願いします!」
デブ「う〜ん、まずどういう病気なのかもしらんし」
俺「そ、それは……」
俺「コボルト腫瘍、マンドラゴラ病、ゴブリン疣、魔毒、ゼウス風邪、スライム赤痢……あとは、膣ゴレーム症……」
デブ「よくわかるね」
俺「こ、これは間違いないです!」
76 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:19:54.315 ID:KjsvzQHk0.net
女侯爵の部下「いかに【聖剣】持ちとは言え、精鋭兵十人を相手にはできないでしょう」クク
俺(武器も防具も、整ってる。手入れもされてる)
俺(……冒険者やゴロツキじゃない、貴族の兵だ!)ツー
俺「お前ら、何が狙いだ!」
女侯爵の部下「貴方がいけないんですよ。余計なガキに色欲を出すから、厄介ごとに巻き込まれるのです」ニイ
俺「余計な、ガキ……?」
39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:47:55.024 ID:KjsvzQHk0.net
女の子「俺さん、俺さん、死なないでください!」ボロボロ
俺「大丈夫だ……これくらい、なんてことない」ゼエゼェ
俺「悪かったな、下調べが甘くて、とんでもないところに連れてきてしまった」
俺(……無駄に日数を使ってしまった)ギリ
俺「この子には……もう、時間がないっていうのに」
86 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:55:29.397 ID:0zAKOeUY0.net
135 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/26(日) 01:03:47.497 ID:pO829ion0.net
14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:17:44.477 ID:KjsvzQHk0.net
奴隷商人「拷問好きのお客さんなら買われるかもしれませんね。殺しても惜しくないわけだし」
俺「拷問好きの」
奴隷商人「そういう人に他の子と抱き合わせか、五万ゴールドくらいで捌こうかなと」
俺「買います」
奴隷商人「……え?」
俺「買いますと、言ったんだ。売り物なんだろ」
奴隷商人「旦那……? いやぁ、でも、止めておいた方がいいですよ? 新入りにこんなの掴ませたなんて噂が広がると、私も……」
ジャラッ
俺「八十万ゴールドある。これで文句ないだろ」
134 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/26(日) 01:03:42.210 ID:pO829ion0.net
84 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:50:43.671 ID:7akgNV/70.net
59 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:01:23.645 ID:KjsvzQHk0.net
俺「本当に、ありがとうございました。貴方がいなければ、あの子はどうなっていたか」
デブ「……まさか、本当に何の縁の所縁もない奴隷だったとはな」
俺「…………」
デブ(こんな人間が、まだこの国にいたとはな。それに引き換え、私は……)
デブ「一目惚れか、苦労する性分だな。ああ、安仕事を負っちまった。どこぞで幸せにでもなんでもなるがいい」フンッ
俺「……」
俺「そういうのとは、少し違うんです」
デブ「なに?」
90 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:11:55.390 ID:aB1btDqP0.net
5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:10:16.365 ID:CRxl3dZL0.net
48 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 19:45:25.972 ID:KjsvzQHk0.net
―試練の洞窟・再奥地―
翡翠竜「ガアアアアア!」
キンキンキィン!
俺(さすがにA級モンスター、強すぎる……)
俺(だが、翡翠竜の角は、一本で三十万ゴールドになる。手っ取り早く集めるには、これしかない!)
俺「らああっ!」ブゥン
翡翠竜「ギッ」
俺「力を貸してくれ、【聖剣】!」
俺「俺はどうしようもないクズだったけど……初めて誰かを守りたいと、そう思えたんだ!」ザクッ
翡翠竜「ギャアアアアアアアッ!」
俺「……やった、のか?」ハァハァ
93 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:19:29.451 ID:KjsvzQHk0.net
槍使い「どういうことだ?」
俺「…………」
槍使い「竜種を一人で仕留めたS級冒険者の貴方が、たかだかゴロツキ相手に苦戦するとは思えないのだが」
俺「……お前、あいつのこと好きか?」
槍使い「え……? あ、ああ、そりゃあもう!」ダンッ
俺「命を懸けて、持ってるもん全部放り出して守れって言われて、頷けるか?」
槍使い「え……?」
75 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:19:40.140 ID:KjsvzQHk0.net
女の子「お、俺さん……? は、はい!」ダッ
俺「……出て来いよ」
女侯爵の部下「おや、よく気が付きましたねぇ。私達に気付いていて逃げないなんて、大したものですよ」バッ
俺「達……?」
兵A「俺達には気づいてなかったのか」クク
兵B「残念だったなぁ、おっさん。これも仕事だから、恨まないでくれよ」ニヤニヤ
俺(……十人!)
33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:36:19.188 ID:+FxyRMXf0.net
6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:10:18.578 ID:vm5nHTm5M.net
54 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 19:54:08.945 ID:KjsvzQHk0.net
―宿屋二階―
俺「こ、この子を診てほしいんだ。約束の百万ゴールドもある……」
デブ「ほほう、やるじゃないか、チミ」ニマァ
デブ(罠にかかりやがって……ケツの毛まで毟って、自殺するまで搾り取ってやる)ニチャア
奴隷商人「アンタの注文通り、魔縛りの契約書を用意しておいてやったよ」 バンッ
デブ「な……最大、二百万ゴールド!?」
デブ「ち、違う、一日ごとに五十万ゴールドだ!」
108 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 22:03:27.914 ID:KjsvzQHk0.net
槍使い「そ、そんな……俺さんだって、全然歯が立っていないじゃないか! 一人じゃ……」
俺「お前なんかいても変わるわけねえだろうが自惚れるな!」
槍使い「そ、そんなことはやってみないとわからないだろうが!」
俺「ふざけたこと言ってるんじゃねえ! お前が死んだら、誰がこいつらからあの子を守る! 誰があの子を幸せにする!」
槍使い「え……」
槍使い「お、俺さん、それ……そんな、あの子になんて説明すれば……」ジワッ
女侯爵の部下「おい長髪、早く俺とそこの雑魚を片付けて、馬車を襲え!」
長髪「へいへい……」シュッ
俺「速く行けぇっ!」
63 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 20:07:08.051 ID:KjsvzQHk0.net
俺「こういうふうに、街を歩いたことはなかったな」
女の子「はい! あれもこれも、全部俺さんのお陰です!」
俺「……別に、そこまで気負わなくてもいいんだぞ」
槍使い「あ、お前は以前の」
俺「その節は助かったよ。おかげでこの子を助けることができた」
女の子「この方は……?」
俺「あの大柄の白魔導士を勧めてくれた人だ」
女の子「あ、ありがとうございました!」ペコッ
槍使い(か、可愛い……)ドキッ
俺(…………)
11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 18:12:43.675 ID:qQBb1rM0a.net
107 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/25(土) 21:56:32.286 ID:KjsvzQHk0.net
槍使い「俺さんっ!」
女侯爵の部下「ハハハハハ! 長髪に勝てるわけないだろうが!」
女侯爵の部下「こいつは剣聖の称号を持つ、この国の……いや、世界最強の剣士だぞ!」
長髪「で、そいつもついでに斬ればいいのか?」
槍使い「く、くそっ!」ダッ
長髪「やれやれ……力量の差もわかんねえのか。こんな小僧くらい、そっちで処理しろよな」シュッ
キイイイン!
俺「…………」ゼェゼェ
槍使い「お、俺さん!」
槍使い「生きてたんですね! そいつは、二人掛かりで……!」
俺「馬鹿野郎が! とっとと馬車に戻って逃げろ!」
槍使い「えっ……」
146 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/26(日) 03:31:06.758 ID:N6I+GJEb0.net
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